【2012年9月1日】

藁算は、稲藁や藺草などを結んで数の記録や計算の道具として用いた、沖縄独自の民具です。琉球王国時代から明治の中頃まで、王府の命令で読み書きを学べなかった農民や庶民を中心に県内各地で使われていました。
現在では、ごく希に豊年祭などで使われるだけとなり、藁算の作り方やその意味が分かる人もほとんど居なくなりました。藁算は、沖縄で独自に発展した大切な琉球文化の一つです。

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