風樹館オンラインジャーナル

 琉球列島は、そのおかれた地理的位置、島嶼環境とその複雑な地史、卓越した暖流である黒潮の存在などの様々な要因により、本邦において最も多様性の高い動物相を擁している。その動物相に関する研究は150年以上前より行われてきたが、いまだに多くの未記載種や日本初記録種などの報告が続いている。琉球大学博物館 (風樹館) が発行するオンラインジャーナル「Fauna Ryukyuana」は、琉球列島に産する動物全般の分類、分布情報、その他動物相に関する原著論文、報告、記録、レビュー等の報文を掲載する査読付きオンラインジャーナルで、生物多様性情報の蓄積と共有の場を提供することを目的としている。風樹館では、「Fauna Ryukyuana」の発刊によって、当館の運営目的の一つでもある、琉球列島の生物多様性の研究拠点施設として、様々な情報の蓄積と発信の役割を果たせるものと考えている。

※風樹館オンラインジャーナルを閲覧する場合は、アドビ システムズ社のAdobe Reader 、もしくはpdfファイルを閲覧できるアプリケーションが必要です。